路線バスドライバーの仕事

2014年06月26日 15:42

◆街の人の足となる仕事

皆さんも一度はお世話になったことがあるであろう「路線バス」あまり知られていないドライバーの仕事を調べてみました。

路線バスドライバーに必要な資格

路線バスを運転するには「大型2種」という特殊な免許が必要です。
これは個人で教習所に行って取得しても良いですし、大手のバス会社ならば採用後に働きながら研修をして取得することが出来ます。
注意点としては後者の場合、試験にかかる費用を会社が負担しているので早期退職した場合は後から料金を請求されることがあります。
もしくは○○年以内は退社できない、などのルールがあるバス会社もあります。

特定のルートだからと甘くみるべからず

路線バスは決まったルートしか運行しません、当然のことながら。
タクシーなどのように自分でルートを開拓するようなことはありません。
覚えてしまえば楽、というのは確かにそうですが田舎の路線バスならまだしも都会の路線バスではルートは入り組んでいます。
そしてルートを間違えると降りたい人、乗りたい人に迷惑がかかります。
当然一生同じルートを運行するわけではないのでしっかりと頭の中に記憶しておく必要があります。

運転だけじゃない

路線バスには運賃があります。
それの受け取りもドライバーの重要な仕事。
最近は電子マネーやICカードなどで支払いできるバスが増えましたが地方では現金払いはまだまだ主流ですし、
定額制でなく距離に応じて料金が増える路線もあります。
しっかりと規定の料金を受け取るよう注意が必要です。
また、その料金の受け取りや両替などで時間を取られると運行ペースが乱れる点も注意が必要でしょう。

1日の流れ

1、出勤して自分が今日乗る車両の確認
2、アルコール量を調べる
3、鍵や携帯電話など必要な備品を受け取る
4、車両の点検をする
5、点検結果を報告し運行時間表を受け取る
6、運転業務
7、運転業務終了後に再度点検
8、車内に忘れ物や以上がないかチェック
9、業務報告
10、再度アルコール検査
11、鍵や携帯電話など備品を返却して終了

※各バス会社によってことなりますので参考程度に

路線バスドライバーの給料

年収400万円が平均レベル。
民間会社の方が安く、市バスなどの自治体の路線バスドライバーとなると1.5~2倍になることも。
ただし、最近は民間会社との格差の大きさが問題となり(赤字路線も多い)差は減少傾向にあります。

路線バスドライバーの勤務時間

1日8時間、といいたいところですが(求人情報にそう書いてあることが多い)現実は厳しい。
一般の会社で言うところの残業は普通にあります。
相当厳しいところだと16時間の勤務などもあるようです。
その分残業代がしっかり入ればやりがいも出てきますが体調も心配なところ
拘束時間が長い場合、前夜に深酒すると翌日のアルコール検査で引っかかるので自主規制も必要です。

路線バスドライバーの求人情報

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