◆物流の生命線となる仕事
情報・データは今やネット回線を通じて運ばれるのが主流となりましたがモノはまだ人の手で運ばないといけません。
その「モノ」を運ぶのが運送ドライバーの仕事です。
運送距離が重要
運送ドライバーの仕事はその距離によって大きく変わってきます。
同一区内だけをメインとする運送ドライバー。
県外まで配達する運送ドライバー。
日本中を走り抜ける長距離運送ドライバー。
後者になればなるほど仕事の大変さは増します。
運送ドライバーに必要な資格
比較的距離の短い配達などは小さなトラックを使うので普通免許でOKです。
また、2007年6月1日までに免許を取得している人は4tトラックまで普通免許で運転できます。
4tトラックが運転できればかなり仕事の幅は広がります。
2007年6月2日以降に取得した人は新たに「中型免許」を取得しないとダメです。
長距離トラックは更に大きなものがありますので「大型免許」が必要になります。
その他、車両の大きさに関するもの以外の資格としては「牽引一種免許」「フォークリフト運転」があると有利
前者は連結した車両を運転するための技術として必要ですし、後者は荷物を積み込むときに必要になります。
運送ドライバーの仕事
モノを指定された時間までに指定された場所に運ぶのがメインとなります。
書くのは単純ですが実際の仕事はかなり大変。
近距離は比較的対処しやすいですが、長距離は複雑でトラブルも起こりやすい。
配達先の住所だけ渡されるケースもあり道中のルートは全て自分任せ。
気楽でいい、なんて思う人がいるかもしれませんが時間厳守は最低条件
うるさい依頼主は何度も確認電話入れてきますし、ケチな依頼主は高速代を出さない。
寝る間を惜しんで一般道をひたすら走行するハメになることもあるとか
その他、荷物の積み込みもドライバーが行うことが多いです。
この場合、大型のトラックの場合はフォークリフトなど機械で一気にやるので比較的楽ですが、中途半端な大きさのトラックだと人力で全てをこなす必要があるので相当体力的に厳しいことになります。
また、近距離の配達の仕事の中には配達先での新たな注文獲得という営業的活動を行うこともあります。
時にはそこに「ノルマ」などが発生することも
経験者が有利か?
不景気で人員削減する会社が多く運送ドライバーはやや需要が下がり気味。
そうなるとまったくの未経験の人を雇用して育てようと考える会社が減ってきます。
なので最近はちょっと経験者の方が有利だったりします。
運送ドライバーの給料
平均は300~400万。
ただし、下請け会社だと相場は下がります。
長距離のドライバーだと600万を超える人も少なくありません。
内訳としては固定給+歩合・または手当て。
歩合はその送迎の運賃から算出される場合や走行距離から算出される場合があります。
手当てとしては「車両整備に関する手当て」「無事故手当て」などあります。
運送ドライバーの勤務時間
近距離の場合はサラリーマンとそれほど変わりません。
とはいえ、今日配達しなくてはいけないものが貯まっていれば残業しなくてはなりません。
長距離の場合、基本的に余裕をもったスケジュールなどはないと思ったほうが良いです。
なので目的地・距離から逆算してどれだけのペースが必要か自分で判断し勤務時間・走行時間を決めなくてはなりません。
設定時間がギリギリならば休憩も食事も取らずに走り続けるしかない時があるかも。
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